第二種電気工事士の筆記試験終了後、自己採点でおよそ合格の見通しが立った段階で、次は、技能試験の勉強を始めることとなります。
技能試験は、筆記試験終了後の1ヶ月半後に実施されます。技能試験対策は、この時点からのスタートで十分間に合います。
技能試験対策で準備するもの
1つ目に「工具」。実務経験者は別として、初めて電気工事士を目指している方で、工具をまだ手にしていない方は、まず工具から揃える必要があります。この工具については「第ニ種電気工事士(国家試験)受験案内」に最低限必要な指定工具は予め準備し、試験当日には「必ず持参」することが明記されています。実務経験のない方は、まず工具を揃えておく必要があります。
2つ目に技能試験練習セット。合格の見通しが立ったら、器具と配線(電材)がセットとなった技能試験練習セットを購入して、練習をスタートする必要があります。
購入時期はいつ?
次の画像は、合格発表前日(2022年6月12日)のネット通販の状況です。
「工具」の売り切れは生じていなかったものの、「技能試験練習セット」のほうは、ストアによっては売り切れ(お取り寄せ)の状況が見受けられました。
合格発表前後で工具や電材を購入し準備できればよいのですが、必要とするタイミングで欲しい電材が購入できない、手に入らないといったことがないように、また、配送期間が長くなるケースもありますので、こまめにネット通販の状況を確認しておきましょう。
技能試験までの1ヶ月半の対策法
筆記試験後の勉強時間は1日2時間程度を目安に。技能試験対策問題集や動画(YouTubeなど)などを見て、実際に手を動かして作業することが大切です。
1日あたり3問(40分×3問=120分)の施工を目安にして、4日間で合計13問を1巡できるようなスケジュールで実践してみてください。2巡目以降は、一旦バラした配線を再度施工(組み立て)できるように繰り返すことで覚えていく。たとえ複線図がなくとも施工(組み立て)できるレベルに仕上げられことが望ましいです(とにかく本番は40分しかなく、時間勝負なので!)。2巡目からは、1日あたり20分×5問程度を練習できると思います(バラした施工の再施工のため、配線をカットする時間が要らないので!)。これを、今日はNo1からNo5までやる!といったように、繰り返し練習を続けてみてください。
試験間近となったら、本番を想定した実践練習を。最後の総仕上げは、ゼロから(配線を切るところから)の施工作業を40分以内に仕上げる。
なお、練習で制限時間内で出来たものも、本番では制限時間ギリギリという事態が十分あります。当サイト管理者の場合は、練習では20数分でしたが、本番では慎重になりすぎた結果、最後の氏名タグの取付がギリギリ40分といった感じでした。試験当日は本番の雰囲気といったものがありますので、油断しないように心がけましょう。
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