第二種電気工事士の筆記試験と技能試験は独学で合格できるのか?
このような疑問がある方も多いかもしれません。
第二種電気工事士は人気のある資格であり、毎年10万人以上の方が受験しています。
筆記試験に関しては、過去問題集や参考書が数多く発行されていますし、技能試験に関しても参考書はもちろんYouTubeでの学習環境も整っていますので、これらを活用することで独学でも合格を目指すことが可能です。
独学でも合格を目指せる理由
①合格率が高い
ここ数年間の筆記試験の合格率の推移は60%前後となっており、その後の技能試験の合格率も70%前後と、高い合格率の試験です。
②合格基準が高くない
合格基準は、100点中60点以上、設問数では50問中30問以上とされているので、例え20問ができなかったとしても合格することができる。ですので、合格を目指しやすい!
③比較的短時間での勉強で試験に臨める
資格試験によっては、半年以上みっちりと学習しなければ合格が難しい資格もありますが、第二種電気工事士については、受験申込をしてから勉強をスタートしても、十分間に合うレベルの試験です。
④筆記試験の選択肢がマークシート方式
第二種電気工事士の解答方法は、穴埋めや記述の設問ではなく「マークシート」ですので、必ず選択肢の中に解答が含まれています。ですので、万が一解答に迷ったとしても、例えば選択肢を2択まで絞り込むことができるなどすれば、正答の確率は2分の1まで高めることが可能です。
学習スケジュール
<上期試験を参考としたケース>
・3月上旬:受験内容を確認
「受験案内」を手に入れ、申込の準備をする。
第二種電気工事士筆記試験の参考書1冊と過去問1冊を購入する。
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・3月下旬:【受験申込】
受験申し込みをする
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・4~5月:【受験勉強を進める】
過去問を中心に繰り返し解く。
出題パターンを学習する。
わからないところは参考書を併用する。
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・5月下旬:【筆記試験当日】
うろ覚えの箇所を試験開始直前まで確認する。
問題は持ち帰れるので、自分の解答番号を〇しておく。
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・5月下旬:【試験翌日】
試験センターのホームページに解答が掲載される。
持ち帰った問題と比較して合格見込を確認する。
合格を確信したら、7月下旬に実施される技能試験の準備に入る。
↓
・6月上旬:【技能試験に向けた準備を進める】
工具は試験日に持ち込みなので「工具セット」を購入する。
練習が必須なので「ケーブル&器具セット」を購入する。
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・6月中旬:【筆記試験の合格発表】
試験センターのホームページにて確認が可能となる
筆記試験結果通書及び技能試験受験票は7月上旬に届く
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・6~7月:【試験勉強を進める】
ケーブル&器具セットで候補問題を学習する。
13問の組み立て手順を繰り返し学習する。
制限時間の40分以内に完成できるようにする。
完成までの時間短縮に努める。(30分以内で完成できるように)
↓
・7月下旬:【試験前日】
全13問の総復習をする。
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・7月下旬:【試験当日】
当日は工具を忘れないようにする。
周りの雰囲気にのまれない。
練習と違って慎重になるので時間がかかる。時間管理に注意する。
↓
・8月下旬:技能試験の合格発表
筆記試験で役に立った参考書・過去問
技能試験で役に立った参考書・工具・ケーブル&器具セット
筆記試験学習でのワンポイント
筆記試験の計算問題では、躓くと時間を多く浪費してしまいます。ですので、この分野の学習を後回しにするなどの割り切りが必要です。
なお、この計算問題は最後の手段として捨ててしまっても何とかなります。なぜなら、第二種電気工事士の筆記試験では各分野での足切り点はありません。仮に計算問題が0点だったとしても、その他の分野のトータルで30問を正答できていれば筆記試験は合格できます。ですので、学習の際は『時間を効率的に使う』ことを念頭に戦略的に学習を進めましょう。
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