電気技術者試験センターが発表した令和4年12月1日付の資料では、令和5年度(2023年度)電気工事士試験から『CBT方式』による受験が可能となることが掲載されました。
CBT方式とは
CBTとは、「Computer Based Testing」の略称で、コンピューターを利用して実施する試験システムを指すとされています。
これまでの試験のように、紙面による問題用紙の配布や紙面による解答用紙(マークシート形式)に代わり、コンピューターによる問題提示やコンピューターによる解答入力方式となります。
学科試験は、CBT 方式又は筆記方式いずれを選択する形式に
電気技術者試験センターが発表した資料によれば、「学科試験は、CBT 方式又は筆記方式でのいずれかの受験」と記載されています。
では、CBT方式と筆記方式の違いはあるのでしょうか?
CBT方式導入後も変わらない手続き
受験申込期間 CBT方式、筆記方式ともに同じ
受験申込 変更なし(インターネット申込 または 郵便申込 が利用可)
出題形式 変更なし(これまでと同様です)
技能試験 変更なし(これまでと同様です)
筆記方式での受験 期間内にCBT会場申込手続を行わなかった場合、これまでの筆記方式での受験となります。
CBT方式導入により変わる手続き
会場申込手続 CBT 方式を希望する場合は、受験申込確定後、別途、CBT会場申込手続(試験会場及び試験日時の選択手続き)※を行う必要があります。
※マイページから試験日時・会場を選択します。また、CBT 方式を希望する場合、郵便(書面)申込を行った場合でも、オンライン環境でのマイページ作成をし、インターネットにてCBT会場申込手続が必要となります。
※試験会場、日時は、試験日の3日前までに限り変更が可能(変更先が選択可能な場合に限る)。
CBT方式導入による利便性とは
・CBT開催期間(3週程度)の中で、曜日や時間を選択して受験が可能となります。
・試験会場は、全国に約200箇所の試験会場から選択が可能となります。
令和5年度第二種電気工事士の試験日程
【上期・学科 CBT方式】 令和5年4月24日(月)~5月11日(木)
【上期・学科 筆記方式】 令和5年5月28日(日)
【上期・技能】 令和5年7月22日(土)または23日(日)
【下期・学科 CBT方式】 令和5年9月25日(月)~10月12日(木)
【下期・学科 筆記方式】 令和5年10月29日(日)
【下期・技能】 令和5年12月23日(土)または24日(日)
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